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子宮がんとは

子宮がんの種類

子宮は女性の下腹部にある臓器で、妊娠した時に赤ちゃんを育てる「ふくろ」です。子宮には「入り口」の頸部と、「ふくろ」の体部があり、頸部に出来るがんを「子宮頸がん(しきゅうけいがん)」、体部に出来るがんを「子宮体がん(しきゅうたいがん)」と言います。

子宮体がんとは?

子宮体がんはホルモンなどが関係しているといわれ、比較的早期から不正性器出血が認められます。不規則な月経や不正性器出血がある場合は、医師と相談し、子宮体がん検診を受けられることをお勧めします。ただ、子宮頸がんとは発症しやすい年齢・特徴・治療法などが違うため、このHPでは取り扱いませんので、他のサイトをご参考になさってください。

【参考サイト】
> 国立がんセンターがん対策情報センター

子宮頸がんとは?

子宮頸がんは子宮の入り口に出来るがんです。子宮頸がんの原因は、HPV(ヒトパピローマウイルス)の長期感染です。 HPVは性交経験のある女性であれば一度は感染するありふれたウイルスで、ほとんどは短期間に自然に体外に排出されますが、長期感染によりがんになることがわかっています(下図)。

<正常細胞が子宮頸がんになるまで>

子宮頸がんになると、子宮や子宮のまわりの臓器を摘出しなければならないことがあります。たとえ妊娠や出産を望まない女性であっても、後遺症が残り仕事や生活に影響します。また、がんがもっと進行してしまった場合は、生命そのものに対して重大な影響を及ぼします。

しかし、子宮頸がんは予防ができるがんです。定期的に検診を受けることで、がんになる前に発見し、子宮を失わずに治療することが可能です。細胞診とHPV検査を同時におこなうことで、がんになりやすい状態かどうかを調べることもできます。

> Let’s子宮頸がん検診

子宮頸がんの予防ワクチン

2009年12月にHPV感染を予防するHPVワクチンが認可されました。子宮頸がんの原因であるHPVのうち、16,18型を予防し、子宮頸がんの約70%が予防できると言われています。

ワクチンは11歳以上の女性に接種するもので、費用はおおよそ16,000〜20,000円/回で、1ヶ月後、6ヶ月後の3回接種が必要です。3回接種して合計48,000〜60,000円になります。(地域によっては公費で補助を出しているところもあります。)

しかしすべての型のHPVワクチンを防ぐものではありませんので、性交経験があれば ワクチンを接種した後も 子宮頸がん検診は必ず受けて下さい。

子宮頸がんを予防するために、ワクチン接種と子宮頸がん検診をお勧めします。

詳しくはグラクソ・スミスクラインのHPへ。

子宮頸がん予防ワクチン(定期接種)について

2013年6月14日、厚生労働省から子宮頸がん予防ワクチンの定期接種は継続するが、同ワクチン接種の積極的な勧奨を差し控えるべきとの勧告が出されました。

この勧告は、子宮頸がん予防ワクチン接種後に、ワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛が見られたことから、同副反応の発生頻度等がより明らかになり、適切な情報提供ができるまでの間、定期接種を積極的に勧奨するべきではないとの平成25年度第2回予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会及び第2回薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)における結論に基づくものです。

その結果、予防接種法に基づく子宮頸がん予防ワクチンの接種については、定期接種の中止ではなく、積極的な接種の勧奨を差し控えることとなりました。

その上で、接種を希望される場合には、子宮頸がん予防ワクチンの有効性と安全性等について、ご理解いただいた上で接種してください。

子宮頸がん予防ワクチンの有効性と安全性については、下記リーフレットでご確認ください。

> 子宮頸がん予防ワクチンの接種を受ける皆さまへ

子宮頸がん予防ワクチン予防接種後に生じた診療に係る協力医療機関について

子宮頸がん予防ワクチンの接種後に広範な疼痛又は運動障害を中心とする多様な症状を呈する患者に対して、より身近な地域において適切な診療を提供するため、都道府県単位で協力医療機関を選定し、協力医療機関を中心とした診療体制の整備を図っています。

子宮頸がん予防ワクチンの接種後に、気になる症状が出た時は、まずは接種された医療機関でご相談ください。

島根県では下記の医療機関が協力医療機関となっております。

  • 協力医療機関:島根大学医学部附属病院
  • 窓口診療科:小児科
  • 電話番号:0853-20-2068

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